2012年09月28日

第10回水土里の路ウオ-キングin久米島

第10回水土里の路ウオ-キングが、9月22日に沖縄県村づくり計画課の主催で開催
されました。
同イベントは、都市住民や農村地域の方々が、余暇を利用したウオ-キングを通じて、
土地改良施設の役割の重要性等について認識を深める場を提供することを目的とし
ます。
今回は10回目の節目の年ということで、初めて離島の久米島町で開催され、町役場、
土地改良区、観光協会など地元の各種団体も共催し同イベントを支援しています。
特に、地元土地改良区においては、開催2~3日前からコ-ス周辺の土地改良施設
内の草刈りや、説明用の立看板を設置するなどイベントを成功させるために尽力して
います。当会も、同イベントには毎回数名が参加し、地元土地改良区と連携してイベン
トの主旨である土地改良施設の重要性の啓発に協力しています。
当日は、地元小中学生など島内外から総勢100十数名が参加し島の豊かな自然を満
喫しながら、5kmのコ-スを全員が完歩しました。
また、前日のシンポジュ-ムでは、県の天然記念物で絶滅危惧種に指定されている「ク
メジマホタル」の住処である浦地川の浄化に土地改良施設が機能し、その結果、一時は
この地でまったく確認ができなかったクメジマホタルが蘇生して個体数が徐々に増えつつ
あることが報告されました。
これと併せて、一般の方々が土地改良施設が持つ赤土流出防止などの多面的機能の
仕組みをウオ-キング通じて実際見て確認できるこの催しは、大変有意義なものとなり
ました。
当会は、今後も県、土地改良区と連携し、同イベントを通じて土地改良施設の役割の重
要性を啓発していきます。